魔女の宅急便のラストシーン!ジジが言葉を話さなくなった理由は魔法の力がなくなったから?
魔女の宅急便のアニメ映画版の中で黒猫のジジはキキの相棒として大活躍しますね。
ジジはキキにとっていなくてはならない存在で、キキが一人前の魔女として修行に旅立つ最初から一緒に行動します。
ジジとキキが言葉を交わすシーンは、かわいいし面白いですよね。
なのに、どうして途中でジジが言葉を話さなくなったのか?ラストシーンでも言葉が戻らなかったのはどうして?という疑問を持つ人も多いと思います。
そこで今回は、魔女の宅急便のラストでジジが言葉を話さなくなった理由について考察します。
Contents
魔女の宅急便でジジが言葉を話せたのはどうして?特別な猫なの?
魔女の宅急便のアニメ映画の中で、ジジはどのようにしてキキのもとにやってきたか?という出会いのエピソードは描かれていません。
ジジがもとから魔女と話せる猫なのか?ということもわかりません。
ですが、ジジは特別な魔力をもった猫というわけではないようです。
それは、魔女に女の子が生まれると同じ日に生まれた黒猫をもらってきて育てるという魔女の世界の習わしから見て取れます。
習わしに従いキキのお母さんのコキリは、キキが生まれた際に普通の黒猫のジジをもらってきて、キキと一緒に育てることにしました。
そんなキキとジジが一緒に過ごしていくうちに、キキがジジの気持ち=言葉を理解できるようになったと考えることができます。
それは、キキが魔女として生きることを決意するひとつの要因になったかもしれません。
そんなジジの存在はまるでキキの見守り役といったところで、非常に重要なキャラクターといえますね。
魔女の宅急便のラストでジジが話さなくなった理由について
魔女の宅急便のラストでジジが話さなくなったと考えられる理由については、複数の理由があがっています。
まとめると以下のようになります。
キキの魔法が弱まったから?
魔女の宅急便のアニメ映画の中でジジは突然話さなくなります。
それは、キキがトンボと交流を深めていく中で、トンボに対して好意をもつようになったキキが、キキの女友達を見て嫉妬の感情をもつようになり、自分自身に自信がなくなったあたりから、キキの魔法の力が弱まり始めた時期と重なります。
そのようなシーンを見ると、キキの魔法の力が弱まったからジジの言葉がわからなくなってしまったのかな?
このように思ってしまう人もいるかもしれません。
ジジが恋をしたから?
あるいはもう一つ、考えられる理由として、キキが魔女としての自信がなくなっている時期に、ジジがリリという普通の白猫と仲良くなるシーンが描かれているために、もしかしてジジが白猫のリリに恋をしたから?!
このように考えることもできます。
キキが成長したから?
ですが、魔女の宅急便の監督である宮崎駿監督が、ラストでジジが突然話さなくなる理由について映画公開時のトークショーで語っています。
「なぜジジの言葉をキキがわからなくなってしまったのか」
このことについて宮崎監督は、
ジジが話さなくなった=ジジが変わったのではなく、ジジが話す声はもともとキキ自身の声で、キキが魔女としても人間としても成長したために、もうキキにとってジジの声が必要なくなった。
変わったのはジジなのではなく、キキが変わったということを話していました。
このことから、ジジはもともと人の言葉を話す特別な猫ではないこともわかりますし、ジジが話していた言葉はキキの心を反映していたということが考えられます。
よって、魔女の宅急便のラストでジジが言葉を急に話さなくなった理由は
「キキ自身が成長したのでジジの声はもう必要なくなった」
と捉えることができるでしょう。
だから、魔女の宅急便のラストシーンでも、ジジが言葉を話さなかったということなのですね。
まとめ
物語を見ていると、魔法の力が弱くなって悩むキキが、魔女の宅急便のラストシーンでは魔法で勇気をだしてトンボを助けることに成功したので、ジジの言葉をまた理解できるようになったのでは?
と、期待した人も多かったと思います。
(私がそうでした^^;)
ジジがキキと話すシーンはほのぼのとしていて魔女の宅急便の中で多くの人が好きな場面ではないでしょうか?
それだけに、魔女の宅急便のラストで、ジジが言葉を話さなくなってしまったことに疑問を持った方が多いと思います。
でもそれは、キキ自身の成長ゆえのことであり、キキとジジのやり取りがなくなってしまったのはファンとしては淋しく感じてしまいます。
でも、魔女の宅急便のラストまでジジがもう一度話すことはありませんでしたが、ジジがキキの相棒であることに変わりはありません。
ちなみに、原作ではジジが言葉を話さなくなることはないんです。
なので、魔女の宅急便のラストでジジが話さなかったことが気になる方は、ぜひ原作の方を読んでみてください。